オンライン家庭教師生徒募集中!詳しくはこちらから!

ボールを取り出す確率

スポンサーリンク
スポンサーリンク

問題解説:ボールを取り出す確率

問題解説(1)

問題赤玉5個と白玉7個が入った袋から同時に3個取り出すとき、次の確率を求めよ。
\({\small (1)}~\)白玉3個となる確率

まずは赤色のボール5個と白色のボール7個すべてに番号を振り区別をつけましょう。

すべての起こりうる場合の数はこの12個のボールから3個取り出す組合せとなるので、$$~~~{}_{12}{\rm C}_{3}=\frac{12 \times 11 \times 10}{3 \times 2 \times 1}=220$$よって、220通りとなります。
 
次に白色のボールを3個取り出す条件の場合の数は、

この7個の白色のボールから3個取り出す組合せとなるので、$$~~~{}_{7}{\rm C}_{3}=\frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1}=35$$よって、35通りとなります。
 
したがって、求める確率は$$~~~\frac{35}{220}=\frac{7}{44}$$答えは \( {\Large \frac{7}{44}} \) となります。

 

問題解説(2)

問題赤玉5個と白玉7個が入った袋から同時に3個取り出すとき、次の確率を求めよ。
\({\small (2)}~\)赤玉1個、白玉2個となる確率

すべての起こりうる場合の数は(1)と同様に考えて220通りとなります。
 
また、赤色のボール1個と白色のボール2個を取り出す条件の場合の数は、

赤色のボール5個から1個取り出す組合せ白色のボール7個から2個を取り出す組合せについて、「連続して起こる」ことより積の法則を用いて、$$~~~{}_{5}{\rm C}_{1}\times {}_{7}{\rm C}_{2}=5 \times \frac{7 \times 6}{2 \times 1}=105$$よって、105通りとなります。
 
したがって、求める確率は$$~~~\frac{105}{220}=\frac{21}{44}$$答えは \( {\Large \frac{21}{44}} \) となります。

 

問題解説(3)

問題赤玉5個と白玉7個が入った袋から同時に3個取り出すとき、次の確率を求めよ。
\({\small (3)}~\)赤玉2個、白玉1個となる確率

すべての起こりうる場合の数は(1)と同様に考えて220通りとなります。
 
また、赤色のボール2個と白色のボール1個を取り出す条件の場合の数は、

赤色のボール5個から2個取り出す組合せ白色のボール7個から1個を取り出す組合せについて、「連続して起こる」ことより積の法則を用いて、$$~~~{}_{5}{\rm C}_{2} \times {}_{7}{\rm C}_{1}=\frac{5\times4}{2\times1} \times 7=70$$よって、70通りとなります。
 
したがって、求める確率は$$ ~~~\frac{70}{220}=\frac{7}{22}$$答えは \( {\Large \frac{7}{22}} \) となります。

 

今回のまとめ

いかがでしょうか?やっぱり確率の解法の基本は同じです!ボールを取り出す確率ではボールに区別をつけて組合せを考えるようにしましょう。また、このパターン以外でも一見区別がついていないものでも、確率では区別をつけて考えましょう。

【問題一覧】数学A:場合の数と確率
このページは「高校数学A:場合の数と確率」の問題一覧ページとなります。解説の見たい単元名がわからない...