勉強の習慣をつけるための「小さなご褒美」と「日々のルーティン」のすすめ
「毎日ちゃんと勉強しなきゃ…でもやる気が出ない」そんな悩みを感じている高校生も多いのではないでしょうか。実は、勉強の習慣をつけるためには、がんばる気持ちだけではなく、日々の中に取り入れやすい“工夫”が必要です。
この記事では、勉強を毎日続けるための工夫として「小さなご褒美」と「日々のルーティン」の2つに注目し、どうやってモチベーションを保ちながら継続できるかをくわしく解説していきます。
小さなご褒美が勉強のやる気を引き出す!
勉強を続ける上で、モチベーションを高める方法の一つが「小さなご褒美」を活用することです。ただ「勉強しよう」と思うだけでは、忙しい毎日の中でなかなか行動に移せないもの。でも、「勉強が終わったら少し楽しめることがある」と思うと、不思議と手が動くようになります。
たとえば、好きなお菓子を食べる、好きなマンガを読む、少しだけゲームをするなど、自分にとって心地よい時間を「ご褒美」として設定します。ご褒美は大きなものである必要はありません。むしろ、小さくてすぐにできることのほうが、習慣化のためには効果的です。
- 好きなお菓子をひとつだけ食べる
- 勉強の後にお気に入りの音楽を1曲聴く
- ゲームを10分だけプレイする
- 好きな動画を1本観る
- 短い通話で友達と話してリフレッシュする
こうしたご褒美は、勉強という行動とポジティブな気分を結びつけるきっかけになります。とくに「やる気が出ない…」という日にこそ、小さなご褒美の力を借りてみましょう。
ご褒美をうまく活用するコツとは?
小さなご褒美をうまく使うためには、いくつかのポイントがあります。まず大切なのは、勉強する前に「終わったら〇〇しよう」と計画しておくこと。たとえば「この問題集が終わったらチョコレートを食べよう」など、具体的なご褒美の内容を決めておくと、勉強への集中力もぐっと高まります。
さらに、ご褒美を視覚化するのも効果的です。目に見える場所にお菓子を置いておく、観たい動画のリンクをあらかじめ準備しておくなど、「終わったらこれが待っている」と実感できる状態をつくっておきましょう。
ただし、勉強をしないうちにご褒美を楽しんでしまうと、本来の目的が薄れてしまいます。だからこそ「先にやらない」「やるべきことを終わらせてから楽しむ」このルールを守ることが、自己管理の第一歩になります。
また、毎日同じご褒美だと飽きてしまうこともあるので、内容にバリエーションをつけるのもポイントです。たとえば、今日は音楽、明日はお菓子、次の日は読書といったように、日替わりで用意しておくと毎日新鮮な気持ちで取り組めます。
毎日のルーティンがモチベーションを守ってくれる
「やる気が出る日」と「出ない日」があるのは自然なことですが、そんな気分の波に左右されずに勉強を続けるためには、日々のルーティンをつくるのが効果的です。ルーティンとは、毎日同じ時間に同じ行動をすること。これが習慣になると、勉強が特別なものではなく“当たり前のこと”になります。
たとえば、朝起きたらまず英単語を10分見る、夕飯後には数学の復習を30分する、寝る前にその日のノートを見返すなど、生活の中に自然に組み込む形で勉強時間を定めていきましょう。
- 朝:起床→ストレッチ→朝食→英単語10分
- 放課後:帰宅→軽食→数学の演習30分
- 夜:入浴後→リラックスタイム→ノート見返し
このように、勉強だけでなく食事やリラックスの時間も含めて、生活全体の流れを一定にすることで、自然とモチベーションが安定してきます。
効果的なルーティンの見直しと改善方法
どんなに良いルーティンでも、自分の生活や目標に合っていなければ、なかなか続きません。そこで大切になるのが「定期的な見直し」です。「最近、学習時間が少ないな」と思ったら、スマホを触っている時間を少しだけ削って、勉強に回す。「朝がバタバタする」と感じたら、前日に準備を済ませておくなど、状況に応じて調整をしましょう。
ルーティンを改善するときのポイントは、自分を責めないこと。うまくいかない部分を見つけたら、それを変えるチャンスだと思って前向きに捉えることが大切です。
ご褒美とルーティンを組み合わせて習慣化!
「小さなご褒美」と「日々のルーティン」、この2つを上手に組み合わせることで、勉強を習慣化することができます。たとえば「毎日21時から30分だけ英語を勉強して、終わったら好きなYouTube動画を1本観る」といったルールを作るだけでも、モチベーションが変わってきます。
はじめは「とりあえず机に向かう」だけでもOK。そこから少しずつ、勉強時間を増やしていけばいいのです。
まとめ:まずは“1つだけ”始めてみよう
「やる気が出ない」「続かない」と悩んでいる人ほど、まずは今日から何か1つだけ始めてみてください。
ご褒美を決めてから勉強するでも、毎日同じ時間に教科書を開くでも、どちらでもOKです。どんな小さな一歩でも、続けていけば確実に「勉強が習慣」になっていきます。
楽しみながら、少しずつ、あなたらしい学習スタイルを作っていきましょう!