シンプルにまとめる!要点を押さえたメモの取り方と暗記に効くメモ帳活用術
「授業で先生がどんどん話していって、結局何が大事なのか分からない…」
「勉強してるのに、覚えたはずのことが頭に残ってない気がする…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、勉強の中で「メモをどう取るか」「そのメモをどう使うか」は、成績アップにも直結する大事なポイントなんです。
今回は、授業や自習中にすぐ実践できる「要点を押さえたメモの取り方」と、スキマ時間で記憶力をアップさせる「暗記用メモ帳の使い方」を紹介します。
メモを取る理由は「忘れるから」
人間の脳は、一度に多くの情報を処理するのが苦手です。
せっかく授業で「なるほど!」と思っても、数日後には忘れてしまうことも…。
でも、しっかりと要点をメモに残しておけば、あとで見返して復習できます。
だからこそ、「記録して、思い出せるようにする」ことが勉強のカギなんです。
すべてを書かない!「要点を押さえるメモ」が一番強い
授業や参考書の内容を、全部そのまま書こうとすると間に合いませんよね。
大事なのは、「何が重要かを見極める力」を身につけることです。
要点を押さえたメモの取り方
- 先生が繰り返し言ったことや板書された内容は、テスト頻出のヒント
- キーワードだけを抜き出す
- 説明は短いフレーズでOK(例:「原因→○○」「例:○○事件」)
- できれば自分の言葉で書き直すと理解が深まる
たとえば、日本史で「鎖国政策」について学んだとき…
鎖国=外国との貿易制限 → オランダ・中国のみ/出島/江戸幕府の統制強化
このように、キーワードと要点をシンプルにつなげて書いていくと、後で見返すときにすぐに思い出せます。
メモは取ったあとが勝負!見返してこそ意味がある
メモを取ったまま放置していませんか?
実は、「見返すこと」こそが、記憶を定着させる最大のチャンスです。
見返すタイミングはこの3つが効果的
- 授業が終わってすぐ(記憶が新しいうちに確認)
- その日の夜や翌日(短期記憶→長期記憶へ)
- テスト前の復習(重要ポイントの再確認)
このように何度も見直すことで、メモに書いた内容が自分の知識として定着していきます。
さらに、自分なりのコメントや追加の情報を書き足すと、メモがどんどん“育って”いきます。
暗記用に最強!持ち歩ける「メモ帳」の活用法
家でまとめノートを作るのもいいけれど、「スキマ時間で何かしたい…」という人におすすめなのが、ポケットサイズの暗記メモ帳です。
メモ帳で暗記を加速させるコツ
- A6やB7サイズがベスト(小さすぎると逆に使いづらい)
- 教科を混ぜてもOK!覚えたいことをどんどん書く
- ページの一番上にタイトルをつけておくと見つけやすい
- 寝る前&起きた直後にパラパラと見返すのが効果大!
例えば…
- タイトル:「数学の公式まとめ」
- 内容:「因数分解公式①:a²−b²=(a−b)(a+b)」
というように、1ページ1トピックにまとめると、記憶にも残りやすく、復習もしやすくなります。
暗記メモ帳は「きれいじゃなくていい」
「字が汚くなっちゃう…」とか「ページがぐちゃぐちゃで気になる…」
そんなふうに思って、メモ帳の活用をためらっていませんか?
でも大丈夫!むしろ、「使い倒す」ことの方が大事です。
- 覚えたページは破ってOK
- 赤ペンやマーカーで目立たせてもOK
- 自由に書いて、自由に使うのが一番効率的
自分だけの“暗記ノート”として育てていく感覚で、気軽に取り組みましょう。
メモ術と暗記を組み合わせた活用例
ここまで紹介した「要点を押さえるメモの取り方」と「暗記メモ帳の活用術」は、実は組み合わせると最強です。
例えば、
- 授業中に要点をメモ→家でまとめ直す
- まとめ直した内容を暗記メモ帳に書き写す
- スキマ時間に暗記メモ帳をパラ見して復習
この流れを習慣にできれば、勉強の質も効率もぐっと上がります。
よくある悩みと対策
Q:どこまでが“要点”なのか分かりません…
→最初は「先生が板書したところ」「何度も強調して言った言葉」から始めましょう。
Q:暗記メモ帳がごちゃごちゃになります…
→ページごとにタイトルをつければ整理できます。覚えたら破っても大丈夫!
Q:続けるのが大変です…
→毎日じゃなくてもOK!「スキマ時間に1ページだけ見返す」くらいの軽さから始めましょう。
まとめ
メモは、単なる記録ではなく、「学びを自分のものにするためのツール」です。
すべてを丁寧に書こうとしなくても、「要点を押さえてシンプルにまとめる」だけでOK。
そして、それを繰り返し見返したり、暗記用のメモ帳に書き写したりすることで、記憶がどんどん定着していきます。
まずは、今日の授業で「要点だけをメモする」ことから始めてみてください。
そして、自分なりの暗記メモ帳を作って、気軽にパラパラ見返してみましょう。
きっと、勉強の仕方が変わる実感が得られるはずです!