1日をうまくスタートさせる!朝食・朝活・環境づくりのすすめ
「朝ってなんだか苦手…」「朝から集中なんて無理…」そんなふうに感じていませんか?でも実は、朝の時間をうまく使えるかどうかが、その日1日の充実度を左右すると言っても過言ではありません。
この記事では、「朝食の大切さ」「朝の3時間の活用法」「集中しやすい環境づくり」の3つの視点から、朝の時間を味方にするヒントを紹介します。
朝ごはんを食べるだけで頭がスッキリ!
まずは朝食の話から。朝、食事を抜いてしまっていませんか?
「お腹が空いてないから」「時間がないから」と朝食を抜いてしまう人もいますが、それがもったいない!というのも、文部科学省の全国学力・学習状況調査によると、朝ごはんを毎日食べている生徒ほど、平均正答率が高い傾向にあると報告されています。
朝ごはんを食べると、こんな良いことがあります。
- 脳と体にエネルギーが供給されて、スイッチが入る
- 血糖値が安定して、集中力や記憶力がアップする
- 健康的な生活リズムが整いやすくなる
特に、炭水化物・タンパク質・ビタミン・ミネラルをバランスよく取るのが理想です。とはいえ、「そんな余裕ないよ!」という人は、果物やヨーグルト、スープだけでもOK。少しでも口に入れることが大切です。
朝食前のストレッチ&朝日浴びもおすすめ
「朝食を食べる気が起きない」という人は、体を目覚めさせる工夫から始めてみましょう。たとえば、簡単なストレッチや、カーテンを開けて朝日を浴びるだけでも効果的です。
朝日を浴びると、体内時計がリセットされて自然と眠気が取れ、夜も眠りやすくなるなどいいことづくめ。ストレッチで血行を良くすれば、体が軽く感じられ、朝食も取りやすくなります。
「朝の3時間」が集中のゴールデンタイム!
朝起きてからの3時間ほどは、実は1日の中で最も集中しやすい時間帯です。この時間をどう使うかで、その日の学習効率が大きく変わります。
脳は寝ている間に記憶を整理しています。だから、朝は「復習」にぴったりなんです。前日に覚えた英単語や化学の用語、数学の公式などを、朝にもう一度確認しておくと、記憶がぐんと定着しやすくなります。
さらに集中力が高いこの時間に、少し難しい問題に取り組むのもおすすめ。数学の応用問題や物理・化学の新しい単元、英語の長文読解など、頭をしっかり使う学習には最適なタイミングです。
通学で時間がない?それでも朝は活用できる!
「朝が大事なのは分かるけど、通学でそんな時間ないよ…」という人もいるでしょう。
そんなときは、いつもより30分だけ早く起きてみるだけで大丈夫!スマホやテレビに使っていた時間を少し削って、その分を朝の勉強にまわすことで、驚くほどスッキリした気持ちで学校に向かえます。
また、通学中に英単語帳を見たり、録音しておいた音声を聞いたりする「ながら勉強」も、朝の頭が冴えている時間帯にはとても効果的です。
集中できる環境を整えよう!温度と湿度の重要性
どれだけやる気があっても、集中できないときってありますよね。その原因のひとつが「環境」なんです。
特に、室内の温度や湿度は集中力に大きく影響します。快適な環境を作るために、次のようなことを意識してみましょう。
集中しやすい温度は18〜22℃!
この温度帯は、体が無理なく活動できて、脳のパフォーマンスも最大化されやすいとされています。逆に暑すぎると眠くなり、寒すぎると体がこわばってしまいがちです。
湿度は50〜60%が理想!
湿度が低すぎると喉や肌が乾燥して不快に感じ、逆に高すぎると蒸し暑くてだるくなります。加湿器や除湿機を活用して、快適な湿度を保ちましょう。
服装や座る場所にも工夫を!
冬は窓際を避けたり、カーディガンやひざかけを用意するなど、ちょっとした配慮で快適度がグッと上がります。夏は通気性の良い服や、扇風機の活用もおすすめです。
試験当日の環境対策も忘れずに!
試験会場では空調が強すぎたり、逆に効いてなかったりと、自分でコントロールできない環境に置かれることもあります。そんなときに備えておきたいのが「重ね着」。
- 寒かったら着る、暑かったら脱ぐ、を調整できる服装
- カーディガンや薄手の上着
- 喉の乾燥が気になるなら水分補給の準備
これらを事前に考えておくだけで、試験中も落ち着いて集中できます。
まとめ
朝の過ごし方を変えるだけで、その日1日がもっと充実したものになります。
- 朝食はできる範囲でしっかりと取る
- 朝の3時間は集中できる「ゴールデンタイム」
- 環境(温度・湿度)にも気を配って集中力を高める
- 通学中の工夫や、試験当日の準備も忘れずに
「朝に強くなるなんて無理…」と思っていた人も、まずはひとつだけ取り入れてみてください。少しずつ習慣にしていけば、きっと違いを実感できるはずです。