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大学入試共通テストの対策と2つの力

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先日最後の「大学入試センター試験」が終わり、来年から「大学入試共通テスト」が始まります。ここでは、「大学入試共通テスト」の数学についてとその対策を軽く説明していきたいと思います。まだ始まってもいない試験で情報もほとんどありませんが、受験生のお役に立てると思います。

どう変化するのか?

まずは「大学入試センター試験」から「大学入試共通テスト」の変化について説明します。数学では記述問題を採用するかどうかが問題になっていましたが、2021年では導入が見送られました。2021年以降はどうなるかは決まっていないようです。

しかし、同じマークシート形式ながら出題方式などは全く別のものになるようです。過去に2回行われた「試行調査」の問題を見るに文章量が非常に多くなり、ただ計算すればいいだけではいかなくなっています。

2020年センター試験でも「数学ⅠAの第3問[1]」の問題のような「各文章を読み適切なものを選択する」形式も今度の「大学入試共通テスト」でも出題されそうです。

 

どう対策するか?

「大学入試共通テスト」は2021年から新しく始まり、過去問がなく対策が立てにくいです。2回の試行調査も問題数が多く平均点が低いので参考にしかなりません。そこで身に着けておくべき2つの力があります。
 ・圧倒的な基礎力
 ・文章読解能力
この2つは当たり前なようにも思えますが、この2つを徹底的に上げることが一番の対策です。

 

圧倒的な基礎力

「大学入試センター試験」ではや新課程への移行出題傾向の変化があったとき、平均点が落ち込んできました。しかし、出題パターンが定まり例年通りの難易度の場合は毎年平均点は安定していました。
これは、出題傾向が定まり対策が取りやすいとそれに比例して平均点も上がる仕組みになっています。

第1問では「数と式」が出題されて、第2問では「2次関数」…このような形式だと非常に対策しやすく、本番前に何度も予行演習が出来て点数も安定していきます。

しかし、「大学入試共通テスト」は初めての試験で、数年後には新課程への移行も待っています。これにより、「大学入試共通テスト」では初めから数年は出題形式や出題内容が安定せず、平均点の波の大きくなると予測されます。

では、これにどう対策していくかというと「圧倒的な基礎力」を付けることが一番の対策です。
どんな問題であれ「高校数学の教科書」の内容から出題されることは変わりないので、出題形式にとらわれずに「教科書にあるすべての問題」に対応できる「圧倒的な基礎力」が必要です。

2020年の大学入試センター試験数学ⅠAの第4問(整数の性質)では「循環小数を分数表記にする」問題が出題されました。これは教科書例題レベルの基本問題でしたが、近年のセンター試験で出題されるのは初めてでした。
このような「いつもと違う問題」に焦ることなく対応できる力が「圧倒的な基礎力」です。

「圧倒的な基礎力」を付けて、変化に強くなりましょう。

 

文章読解能力

「大学入試センター試験」と「大学入試共通テスト」の大きな違いに文章量があります。

一見数学の試験とは思えないほどの文章量になっているので、時間内にしっかりとそして正確に読み取る「文章読解能力」が必要となります。
文章問題は苦手!って人は多いと思いますが、しっかりと練習を積めばできるようになってくるので頑張りましょう。

文章問題を解くポイントは、
① 情報を正確に読み取る → 数値など
② 何を求めるか? → 答え方は?
③ 何を使うか? → 使う公式は?

こればっかりは経験がモノをいうので、ポイントを意識して何度も練習しましょう。

 

最後に…

「圧倒的な基礎力」「文章読解能力」を身に付け変化に強くなり、「大学入試共通テスト」に挑んでください。
「大学入試共通テスト」について色々と書きましたが、少しでもお役に立てれば光栄です。今度とも「教科書より詳しい高校数学」をよろしくお願いします。