独立試行の確率の解法
Point:独立試行の確率ある2つの試行が互いに影響を及ぼさないとき、それらの試行を独立といいます。
簡単に言うと、ある確率の結果が他の確率に影響しないで無関係であればそれらを独立といいます。
・「さいころを投げる」と「コインを投げる」は互いに独立
・「くじを引いて戻してもう一度引く」ときの1回目と2回目は互いに独立
ただし、「くじを引いて戻さないでもう一度引く」だと1回目の結果が2回目に影響するので独立だと言えません。
・独立試行の確率の解法
AとBが互いに独立のとき、AとBがともに起こる確率は(Aの確率)×(Bの確率)で求まります。
簡単に言うと、ある確率の結果が他の確率に影響しないで無関係であればそれらを独立といいます。
・「さいころを投げる」と「コインを投げる」は互いに独立
・「くじを引いて戻してもう一度引く」ときの1回目と2回目は互いに独立
ただし、「くじを引いて戻さないでもう一度引く」だと1回目の結果が2回目に影響するので独立だと言えません。
・独立試行の確率の解法
AとBが互いに独立のとき、AとBがともに起こる確率は(Aの確率)×(Bの確率)で求まります。
問題解説:独立試行の確率
問題Aの袋には赤玉3個と白玉2個が、Bの袋には赤玉2個と白玉4個が入っている。Aからは1個、Bからは2個の玉を取り出すとき、取り出した玉の色がすべて赤となる確率を求めよ。
Aの袋から玉を取り出す確率とBの袋から玉を取り出す確率は互いに影響を及ぼさないので互いに独立となります。
Aの袋から赤玉1個を取り出す確率は、すべての場合の数が5通りであり、赤玉を1個取り出す場合の数は3通りとなるので、その確率は \( {\Large \frac{3}{5}} \) となります。
次にBの袋から赤玉2個を取り出す確率は、すべて場合の数は6個ものから2個取り出す組合せより、$$~~~{}_{6}{\rm C}_{2}=\frac{6 \times 5}{2 \times 1}=15$$よって、15通りとなります。
また、赤玉を2個取り出す場合の数は、赤玉2個とも取り出すので1通りとなります。
よって、Bの袋から赤玉2個を取り出す確率は \( {\Large \frac{1}{15}} \) となります。
この2つの確率は互いに独立なので、求める確率は$$~~~~~~\frac{3}{5} \times \frac{1}{15}$$$$~=\frac{1}{25}$$よって、答えは \( {\Large \frac{1}{25}} \) となります。
今回のまとめ
この独立試行を繰り返すのが反復試行となり、非常に重要な単元となります。ここで独立試行の確率の意味と計算方法をしっかりと理解しておきましょう!
【問題一覧】数学A:場合の数と確率
このページは「高校数学A:場合の数と確率」の問題一覧ページとなります。解説の見たい単元名がわからない...