補角の公式(180°-θ)
Point:補角の公式単位円上に \(\theta\) と \(180^\circ-\theta\) を表すと、

①と②は合同な三角形であるので、
①と②は合同な三角形であるので、
$$\sin{(180^\circ-\theta)}=\sin{\theta}$$
\(\cos{}\) の値は、符号が変わるので、
$$\cos{(180^\circ-\theta)}=-\cos{\theta}$$
また、傾きは \(y\) 軸で対称であるので、符号が変わり、
$$\tan{(180^\circ-\theta)}=-\tan{\theta}$$
これらを用いて解きます。
問題解説:補角の公式
問題解説(1)
問題次の三角比を \(90^\circ\) 以下の角の三角比で表せ。$${\small (1)}~\sin{131^\circ}$$
\(131^\circ=180^\circ-49^\circ\) より、単位円上に表すと、
よって、$$~~~~~~\sin{131^\circ}$$$$~=\sin{(180^\circ-49^\circ)}$$$$~=\sin{49^\circ}$$よって、答えは$$~~~\sin{49^\circ}$$となります。
問題解説(2)
問題次の三角比を \(90^\circ\) 以下の角の三角比で表せ。$${\small (2)}~\cos{156^\circ}$$
\(156^\circ=180^\circ-24^\circ\) より、単位円上に表すと、
よって、$$~~~~~~\cos{156^\circ}$$$$~=\cos{(180^\circ-24^\circ)}$$$$~=-\cos{24^\circ}$$よって、答えは$$~~~-\cos{24^\circ}$$となります。
問題解説(3)
問題次の三角比を \(90^\circ\) 以下の角の三角比で表せ。$${\small (3)}~\tan{142^\circ}$$
\(142^\circ=180^\circ-38^\circ\) より、単位円上に表すと、
よって、$$~~~~~~\tan{142^\circ}$$$$~=\tan{(180^\circ-38^\circ)}$$$$~=-\tan{38^\circ}$$よって、答えは$$~~~-\tan{38^\circ}$$となります。
今回のまとめ
補角の公式のときも単純に暗記するのではなく、単位円上に表すことで導きだせるようになりましょう。
【問題一覧】数学Ⅰ:図形と計量
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