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必要条件と十分条件

  • 数学Ⅰ|集合と論理「必要条件と十分条件」の基本例題解説ページです。
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高校数学Ⅰ|集合と論理の基本例題18問一覧
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問題|必要条件と十分条件

集合と論理 12\(x~,~y\) を実数、\(m~,~n\) を自然数として、「\(x=3\) は \(x^2=9\) であるための○○条件」、「\(2\) つの図形の面積が等しいは、\(2\) つの図形が合同であるための○○条件」、「\(x^2+y^2=0\) は \(x=0\) であるための○○条件」、「\(x^2=y^2\) は \(|\,x\,|=|\,y\,|\) であるための○○条件」、「\(x^2 \gt y^2\) は \(x \gt y\) であるための○○条件」、「\(m~,~n\) がともに偶数は \(m+n\) が偶数であるための○○条件」、「\(mn\) が偶数は \(m~,~n\) がともに偶数であるための○○条件」、「\(m+n\) が偶数は \(mn\) が偶数であるための○○条件」の○○に入る語句の選び方は?

高校数学Ⅰ|集合と論理

解法のPoint

必要条件と十分条件

Point:必要条件と十分条件

必要条件と十分条件の判別は、


① 命題より、\(2\) つの条件 \(p~,~q\) の図をつくる。


 \(p\) は \(q\) であるための○○条件


\(p~\rightleftarrows~q\)



② \(p \rightarrow q\) と \(q \rightarrow p\) の真偽をそれぞれ調べて、必要条件と十分条件を判別する。


 \({\small [\,1\,]}\) \(p\)\(\large ~\underset{×}{\overset{○}{\rightleftarrows}}~\)\(q\) のとき、十分条件


 \({\small [\,2\,]}\) \(p\)\(\large ~\underset{○}{\overset{×}{\rightleftarrows}}~\)\(q\) のとき、必要条件


 \({\small [\,3\,]}\) \(p\)\(\large ~\underset{○}{\overset{○}{\rightleftarrows}}~\)\(q\) のとき、必要十分条件(同値)


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詳しい解説|必要条件と十分条件

集合と論理 12

\(x~,~y\) を実数、\(m~,~n\) を自然数として、「\(x=3\) は \(x^2=9\) であるための○○条件」、「\(2\) つの図形の面積が等しいは、\(2\) つの図形が合同であるための○○条件」、「\(x^2+y^2=0\) は \(x=0\) であるための○○条件」、「\(x^2=y^2\) は \(|\,x\,|=|\,y\,|\) であるための○○条件」、「\(x^2 \gt y^2\) は \(x \gt y\) であるための○○条件」、「\(m~,~n\) がともに偶数は \(m+n\) が偶数であるための○○条件」、「\(mn\) が偶数は \(m~,~n\) がともに偶数であるための○○条件」、「\(m+n\) が偶数は \(mn\) が偶数であるための○○条件」の○○に入る語句の選び方は?

高校数学Ⅰ|集合と論理

「\(x=3\) は \(x^2=9\) であるための○○条件」


\(x\) を実数として、


 \(p\):\(x=3\) 、\(q\):\(x^2=9\)とする


\(p \rightarrow q\) の真偽は、


\(x=3\) のとき \(x^2=3^2=9\) より、常に成立するので


\(q \rightarrow p\) の真偽は、


\(x^2=9\) より \(x=\pm 3\) となり、


\(x=-3\) のとき \(x=3\) とならないので


これより、


 \(p\):\(x=3\) \(\Large ~\underset{×}{\overset{○}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):\(x^2=9\)


したがって、十分条件である

 
 

「\(2\) つの図形の面積が等しいは、\(2\) つの図形が合同であるための○○条件」


 \(p\):\(2\) つの図形の面積が等しい


 \(q\):\(2\) つの図形が合同であるとする


\(p \rightarrow q\) の真偽は、


面積が等しくても合同でない図形は存在するので


\(q \rightarrow p\) の真偽は、


合同であれば面積は常に等しくなるので


これより、


 \(p\):面積が等しい \(\Large ~\underset{○}{\overset{×}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):合同である


したがって、必要条件である

 
 

「\(x^2+y^2=0\) は \(x=0\) であるための○○条件」


\(x~,~y\) を実数として、


 \(p\):\(x^2+y^2=0\) 、\(q\):\(x=0\)とする


\(p \rightarrow q\) の真偽は、


\(x^2+y^2=0\) より \(x=0\) かつ \(y=0\) となるので、常に \(x=0\) が成立するので


\(q \rightarrow p\) の真偽は、


\(x=0~,~y=1\) のとき \(x^2+y^2=0+1=1 \neq 0\) となるので


これより、


 \(p\):\(x^2+y^2=0\) \(\Large ~\underset{×}{\overset{○}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):\(x=0\)


したがって、十分条件である

 
 

「\(x^2=y^2\) は \(|\,x\,|=|\,y\,|\) であるための○○条件」


\(x~,~y\) を実数として、


 \(p\):\(x^2=y^2\) 、\(q\):\(|\,x\,|=|\,y\,|\)とする


ここで、\(x^2=y^2\) を変形すると、


\(\begin{eqnarray}~~~x^2&=&y^2\\[3pt]~~~x^2-y^2&=&0\\[3pt]~~~(x+y)(x-y)&=&0\\[3pt]~~~x&=&\pm y\end{eqnarray}\)


また、\(|\,x\,|=|\,y\,|\) を変形すると \(x=\pm y\) となり、


\(p\) と \(q\) は同じ条件となる


\(p \rightarrow q\) の真偽は、常に成立するので


\(q \rightarrow p\) の真偽は、常に成立するので


これより、


 \(p\):\(x^2=y^2\) \(\Large ~\underset{○}{\overset{○}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):\(|\,x\,|=|\,y\,|\)


したがって、必要十分条件である

 
 

「\(x^2 \gt y^2\) は \(x \gt y\) であるための○○条件」


\(x~,~y\) を実数として、


 \(p\):\(x^2 \gt y^2\) 、\(q\):\(x \gt y\)とする


\(p \rightarrow q\) の真偽は、


\(x=-2~,~y=1\) のとき \(x^2=4 \gt 1=y^2\) だが \(x \lt y\) となるので


\(q \rightarrow p\) の真偽は、


\(x=1~,~y=-2\) のとき \(x \gt y\) だが \(x^2=1 \lt 4=y^2\) となるので


これより、


 \(p\):\(x^2 \gt y^2\) \(\Large ~\underset{×}{\overset{×}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):\(x \gt y\)


したがって、必要条件でも十分条件でもない

 
 

「\(m~,~n\) がともに偶数は \(m+n\) が偶数であるための○○条件」


\(m~,~n\) を自然数として、


 \(p\):\(m~,~n\) がともに偶数、\(q\):\(m+n\) が偶数とする


\(p \rightarrow q\) の真偽は、


偶数と偶数の和は常に偶数となるので


\(q \rightarrow p\) の真偽は、


\(m=1~,~n=1\) のとき \(m+n=2\) で偶数だが \(m~,~n\) はともに奇数となるので


これより、


 \(p\):ともに偶数 \(\Large ~\underset{×}{\overset{○}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):\(m+n\) が偶数


したがって、十分条件である

 
 

「\(mn\) が偶数は \(m~,~n\) がともに偶数であるための○○条件」


\(m~,~n\) を自然数として、


 \(p\):\(mn\) が偶数、\(q\):\(m~,~n\) がともに偶数とする


\(p \rightarrow q\) の真偽は、


\(m=2~,~n=3\) のとき \(mn=6\) で偶数だが \(n\) は奇数となるので


\(q \rightarrow p\) の真偽は、


偶数と偶数の積は常に偶数となるので


これより、


 \(p\):\(mn\) が偶数 \(\Large ~\underset{○}{\overset{×}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):ともに偶数


したがって、必要条件である

 
 

「\(m+n\) が偶数は \(mn\) が偶数であるための○○条件」


\(m~,~n\) を自然数として、


 \(p\):\(m+n\) が偶数、\(q\):\(mn\) が偶数とする


\(p \rightarrow q\) の真偽は、


\(m=1~,~n=1\) のとき \(m+n=2\) で偶数だが \(mn=1\) で奇数となるので


\(q \rightarrow p\) の真偽は、


\(m=2~,~n=1\) のとき \(mn=2\) で偶数だが \(m+n=3\) で奇数となるので


これより、


 \(p\):\(m+n\) が偶数 \(\Large ~\underset{×}{\overset{×}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):\(mn\) が偶数


したがって、必要条件でも十分条件でもない

 

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