オンライン家庭教師生徒募集中!詳しくはこちらから!

複素数平面上の複素数の和・差

スポンサーリンク
スポンサーリンク

複素数平面上の複素数の和・差の解法

Point:複素数平面上の複素数の和・差2つの複素数 \(\alpha=a+bi~,~\beta=c+di\) において、
■ 複素数の和

2つの複素数の和(加法)は、$$~~~~~~\alpha+\beta$$$$~=(a+bi)+(c+di)$$$$~=(a+c)+(b+d)i$$図のように、平行四辺形をつくり、原点と対角線上にあるの点となる。
 
■ 複素数の差

2つの複素数の差(減法)は、$$~~~~~~\alpha-\beta$$$$~=(a+bi)-(c+di)$$$$~=(a-c)+(b-d)i$$図のように、点 \({\rm B}\) が原点まで平行移動するのと同様に、点 \({\rm A}\) を平行移動した点となる。

 

問題解説:複素数平面上の複素数の和・差

問題解説(1)

問題次の図の複素数平面上の2点 \({\rm A}(\alpha)~,~{\rm B}(\beta)\) について、次の複素数を求め図示せよ。

$${\small (1)}~\alpha+\beta$$

図より、$$~~~~~~\alpha=2+3i~,~\beta=3-i$$となる。
よって、与えられた式を計算すると、$$~~~~~~\alpha+\beta$$$$~=(2+3i)+(3-i)$$$$~=5+2i$$よって、答えは \(5+2i\) となる。
また、図は \({\rm OA~,~OB}\) を辺とする平行四辺形の対角線の点となる。

 

問題解説(2)

問題次の図の複素数平面上の2点 \({\rm A}(\alpha)~,~{\rm B}(\beta)\) について、次の複素数を求め図示せよ。

$${\small (2)}~\alpha-\beta$$

与えられた式を計算すると、$$~~~~~~\alpha-\beta$$$$~=(2+3i)-(3-i)$$$$~=2+3i-3+i$$$$~=-1+4i$$よって、答えは \(-1+4i\) となる。
また、図は点 \({\rm B}\) を原点まで平行移動するのと同様に点 \({\rm A}\) を平行移動した点となる。

 

問題解説(3)

問題次の図の複素数平面上の2点 \({\rm A}(\alpha)~,~{\rm B}(\beta)\) について、次の複素数を求め図示せよ。

$${\small (3)}~\beta-\alpha$$

与えられた式を計算すると、$$~~~~~~\beta-\alpha$$$$~=(3-i)-(2+3i)$$$$~=3-i-2-3i$$$$~=1-4i$$よって、答えは \(1-4i\) となる。
また、図は点 \({\rm A}\) を原点まで平行移動するのと同様に点 \({\rm B}\) を平行移動した点となる。

 

問題解説(4)

問題次の図の複素数平面上の2点 \({\rm A}(\alpha)~,~{\rm B}(\beta)\) について、次の複素数を求め図示せよ。

$${\small (4)}~\alpha+2\beta$$

与えられた式を計算すると、$$~~~~~~\alpha+2\beta$$$$~=(2+3i)+2(3-i)$$$$~=2+3i+6-2i$$$$~=8+i$$よって、答えは \(8+i\) となる。
また、図は点\({\rm B}\) の原点からの2倍の位置の点と点 \({\rm A}\) とでつくる平行四辺形の対角線の点となる。

 

今回のまとめ

複素数平面上の複素数の和と差について解説しました。図形的な意味も合わせておさえておきましょう。

【問題一覧】数学Ⅲ|複素数平面
このページは「高校数学Ⅲ:複素数平面」の問題一覧ページとなります。解説の見たい単元名がわからないとき...