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共通テスト数学ⅠA|集合と論理の基本問題8問【PDF・解説つき】

数学Ⅰ|集合と論理|問題一覧 > 問題解説 17

17|必要条件と十分条件

17


次の枠内に最も適する番号を入れよ。ただし、\(x~,~y\) は実数、\(m~,~n\) は自然数とする。


選択肢:
 ⓪ いずれでもない  ① 必要条件
 ② 十分条件     ③ 必要十分条件


\({\small (1)}~\)\(x=3\) は \(x^2=9\) であるための \(\bbox[2pt, border: 3px double #333]{ア}\)


\({\small (2)}~\)\(2\) つの図形の面積が等しいことは、\(2\) つの図形が合同であるための \(\bbox[2pt, border: 3px double #333]{イ}\)


\({\small (3)}~\)\(x^2=y^2\) は \(|\,x\,|=|\,y\,|\) であるための \(\bbox[2pt, border: 3px double #333]{ウ}\)


\({\small (4)}~\)\(x^2 \gt y^2\) は \(x \gt y\) であるための \(\bbox[2pt, border: 3px double #333]{エ}\)


\({\small (5)}~\)\(mn\) が偶数であることは、\(m~,~n\) がともに偶数であるための \(\bbox[2pt, border: 3px double #333]{オ}\)


共通テスト数学ⅠA|集合と論理

17 数学ⅠA【解答】


\({\small (1)}~\)② 十分条件(逆の反例:\(x=-3\))
\({\small (2)}~\)① 必要条件(面積が等しくても合同とは限らない)
\({\small (3)}~\)③ 必要十分条件
\({\small (4)}~\)⓪ いずれでもない(反例:\(x=-2~,~y=1\) と \(x=1~,~y=-2\))
\({\small (5)}~\)① 必要条件(\(m=2~,~n=3\) で \(mn=6\) は偶数だがともに偶数ではない)




【より詳しい解説】
\({\small (1)}~\)「\(x=3\) は \(x^2=9\) であるための○○条件」


\(x\) を実数として、


 \(p\):\(x=3\) 、\(q\):\(x^2=9\)とする


\(p \rightarrow q\) の真偽は、


\(x=3\) のとき \(x^2=3^2=9\) より、常に成立するので真


\(q \rightarrow p\) の真偽は、


\(x^2=9\) より \(x=\pm 3\) となり、


\(x=-3\) のとき \(x=3\) とならないので偽


これより、


 \(p\):\(x=3\) \(\Large ~\underset{×}{\overset{○}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):\(x^2=9\)


したがって、十分条件である


\({\small (2)}~\)「\(2\) つの図形の面積が等しいことは、\(2\) つの図形が合同であるための○○条件」


 \(p\):\(2\) つの図形の面積が等しい


 \(q\):\(2\) つの図形が合同であるとする


\(p \rightarrow q\) の真偽は、


面積が等しくても合同でない図形は存在するので偽


\(q \rightarrow p\) の真偽は、


合同であれば面積は常に等しくなるので真


これより、


 \(p\):面積が等しい \(\Large ~\underset{○}{\overset{×}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):合同である


したがって、必要条件である


\({\small (3)}~\)「\(x^2=y^2\) は \(|\,x\,|=|\,y\,|\) であるための○○条件」


\(x~,~y\) を実数として、


 \(p\):\(x^2=y^2\) 、\(q\):\(|\,x\,|=|\,y\,|\)とする


ここで、\(x^2=y^2\) を変形すると、


\(\begin{eqnarray}~~~x^2&=&y^2\\[3pt]~~~x^2-y^2&=&0\\[3pt]~~~(x+y)(x-y)&=&0\\[3pt]~~~x&=&\pm y\end{eqnarray}\)


また、\(|\,x\,|=|\,y\,|\) を変形すると \(x=\pm y\) となり、


\(p\) と \(q\) は同じ条件となる


\(p \rightarrow q\) の真偽は、常に成立するので真


\(q \rightarrow p\) の真偽は、常に成立するので真


これより、


 \(p\):\(x^2=y^2\) \(\Large ~\underset{○}{\overset{○}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):\(|\,x\,|=|\,y\,|\)


したがって、必要十分条件である


\({\small (4)}~\)「\(x^2 \gt y^2\) は \(x \gt y\) であるための○○条件」


\(x~,~y\) を実数として、


 \(p\):\(x^2 \gt y^2\) 、\(q\):\(x \gt y\)とする


\(p \rightarrow q\) の真偽は、


\(x=-2~,~y=1\) のとき \(x^2=4 \gt 1=y^2\) だが \(x \lt y\) となるので偽


\(q \rightarrow p\) の真偽は、


\(x=1~,~y=-2\) のとき \(x \gt y\) だが \(x^2=1 \lt 4=y^2\) となるので偽


これより、


 \(p\):\(x^2 \gt y^2\) \(\Large ~\underset{×}{\overset{×}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):\(x \gt y\)


したがって、必要条件でも十分条件でもない


\({\small (5)}~\)「\(mn\) が偶数であることは \(m~,~n\) がともに偶数であるための○○条件」


\(m~,~n\) を自然数として、


 \(p\):\(mn\) が偶数、\(q\):\(m~,~n\) がともに偶数とする


\(p \rightarrow q\) の真偽は、


\(m=2~,~n=3\) のとき \(mn=6\) で偶数だが \(n\) は奇数となるので偽


\(q \rightarrow p\) の真偽は、


偶数と偶数の積は常に偶数となるので真


これより、


 \(p\):\(mn\) が偶数 \(\Large ~\underset{○}{\overset{×}{\rightleftarrows}}~\) \(q\):ともに偶数


したがって、必要条件である

 

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